僕が眼鏡の素材の中で好きなのは圧倒的にアセテート(プラスチック)ですが、メタルの中で最も好きな素材はなんと言ってもサンプラチナです。
以下wikipediaより抜粋
サンプラチナ (Sun Platinum Metal、略号
SPM) は、
1930年に
加藤信太郎により開発された
ニッケル85%、
クロム11%、
銀3%、その他1%を含む白金色
合金であり、身体との親和性に優れ、耐食性にも優れ、長時間大気中に放置してもほとんど変色せず、
研磨後の表面は軟らかい
白金色に似た光沢を呈する事より、
眼鏡材料、
歯科材料(一般的に「サンプラ」と略されることが多い)、
装身具・時計バンド、
整形外科用等として、幅広く使用されてきた。特に、サンプラチナの丸い眼鏡フレームは、
昭和天皇も愛用し、一般にも普及した。
この光沢のある白金色は、眼鏡材料の中でも際立った美しさがあります。
百聞は一見にしかず。
見よ、この輝き
これが、ほとんど色あせること無いって凄いと思いませんか?
今は無き、クロバーと言うメーカーが有ったのですが、そこはあまりの研磨技術のため、メッキが蒸着しないと言う変な意味で有名でした(笑)
そこがメインに使っていた素材が、このサンプラチナだったのです。
技術を真っ向から見せるには、メッキなぞ要らないと言う、職人魂が商品に強く宿っていました。
たしかに、この素材は、その技術力が目に見えて分かる素材。特にメッキ無しのサンプラ無垢は。
以降、僕の中でサンプラチナを使っていると聞くと、即食指が動くようになり「ふむむ、ここの磨きはきれいだ」なぞと職人さんに聞かれたら怒られそうな事をつぶやいたりしています。